木材博物館は国産材及び、世界中の木材の種類、特徴などをご紹介している木材図鑑です。

アメリカンレッドオークブナ科 | 広葉樹

アメリカンレッドオークの板
原産地
北米大陸の東部に生育しています。
比重
気乾比重:0.77
強度
硬い
アメリカンレッドオークの木
その他の名称
レッドオーク、ノーザンレッドオーク
学名:[Quercus rubra]
価格
やや高価
色調
辺材は白色、心材は淡い桃茶色から赤褐色で、辺材、心材は色が全く違う為、境界はハッキリしています。
特徴
アメリカンレッドオークは乾燥が遅い樹種で人口乾燥でも天然乾燥でも劣化するという特性を持っている為、乾燥の際には十分な注意が必要です。乾燥後の安定性は中庸で、硬く、重い樹種なので釘打ち、ネジ止めなどの際などは下穴を開けた方が加工が上手くいきます。

全体的に強度のレベルは高く、蒸し曲げの耐性は特に高いので蒸し曲げに向いている材といえます。ステインやオイルなどの塗料の吸収はよく、艶出し加工にも適正がある為、それらの塗装や加工を行うと美しく仕上がります。

導菅孔にチロースがない為、その点はアメリカンホワイトオークとは全く違い、樽などの液体を貯蔵する為の器としての利用には適していません。
用途
アメリカンレッドオークは主に強度を活かしたフローリングなどの床材、家具材、建具などに利用され、他にもスライス加工を行い化粧単板の材料にもなります。
屋外の使用の場合もありますが、その場合は防腐処理を行ってから使用されます。

木材アクセスランキング TOP10