木材博物館は国産材及び、世界中の木材の種類、特徴などをご紹介している木材図鑑です。

東南アジア産木材
このページではマレーシア、ベトナム、カンボジア、インドネシア、フィリピン、ミャンマー、タイなどの東南アジアに分布している木材の中で商業的に流通しているものを五十音順でリスト化し、ご紹介しています。
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東南アジアは世界的な銘木、チークに代表される多くの良材が産出されている土地で、コクタンなどの硬くて比重の重い木材が多く生育している事もこの地域の木の特徴だといえます。
この地域の森はほとんどが熱帯雨林で覆われており、年間を通して気温が高く、降水量も多い。その結果、多種多様な木が多く育ち、季節に関係なく、継続的に成長するので背の高い大きな木も多く、非常に豊かな森を形成しています。
また、この地域は森の豊かさに反して林業に関しては後進国であった為、計画的でない乱伐によって、多くの種を希少な木材にしてしまったという土地でもあります。(この背景には輸入先である先進国も大きく影響していると思われます)
現在、チーク、ローズウッド、コクタンなどの高級木材は保護されており、ラミンなど比較的、多く存在していた木までもが現在では丸太での輸出禁止という状況にある為、地道な改善努力による森の復元が待たれています。
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