新しい木材から放たれる特有の良い香りは人をリラックスさせ、ストレスを抑える効果があると言われています。
良い香りのする木の代表格のひとつとしてヒノキがあげられますが、ヒノキの良い香りの中にはカビや腐蝕菌の増殖を抑え、シロアリを寄せ付けず、ダニの繁殖も抑える効果もあると言われています。この香りの成分はヒノキだけでなく、スギ、レッドシダー、イエローシダーなどの香り中にも含まれています。
また、ヒバの木には強い抗菌作用がある為、昔からまな板の材料として人気があり、クスノキは防虫剤として利用されてきました。
その他にもローズウッドなどはバラの香りがする為、その名が付いたとされています。
森林の土壌は落ち葉が分解されたものなので、そこに水分や空気が溜まる事で微細な隙間が無数にできています。その小さな隙間が天然の水の浄化装置であり、貯水タンクでもあります。
この森の土の貯水力は通常の土壌と比べると同じ面積でも3倍以上にもなり、日本全国の森の貯水力はなんとダムの2万個以上に相当すると言われています。
しかも、この土壌で貯水された水は雨水に含まれる窒素やリンなどは土壌の中のマイナスイオンで吸着し、岩から溶け出したミネラルなどの良い成分を適度に含ませます。
この効果によって山奥の湧水や地下水は美味しくて安全な至高の水になっていると言えるのです。