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アメリカンホワイトオークブナ科 | 広葉樹

アメリカンホワイトオークの板
原産地
北米大陸のカナダからフロリダまでの北米の東部に生育しています。
比重
気乾比重:0.75
強度
やや硬い
アメリカンホワイトオークの木
その他の名称
ホワイトオーク
学名:[Quercus alba]
価格
やや高価
色調
辺材はほとんどなく、心材は淡い黄色から黄褐色で、辺材がほとんどない為、辺材、心材を見分ける必要性は殆どないといえます。
特徴
オークは200種以上の異なる種があり、アメリカンホワイトオークはその中の一種で北アメリカ産の木材の中で最も良質な木材のひとつです。樹高は24mほどですが胸高直径は1mほどにしかなりません。しかし、辺材が殆どない為、そこそこの幅の木材を得る事ができます。
アメリカンホワイトオークは木目などの外観が魅力的なだけでなく、かなり高い強度を誇っています。木理が通直な為、加工も非常に容易な上、湿気、虫害の両方に対して非常に高い耐性も持っており、屋外での使用も全く問題がありません。
以上のようにおよそ木材が備えているべき特性の殆どを高いレベルで満たしている為、木材を加工する木工家にとっても加工品を使用する利用者にとっても非常に魅力のある木材だと言えます。

このアメリカンホワイトオークは良材であると同時にキチンとした管理下で植林などを行って認証された木材である為、絶滅などの心配はないと言われています。
用途
アメリカンホワイトオークは木材としての特性が大変、優秀な為、色々な利用方法が考えられます。
建材、外装材、内装材、家具、海洋構築物、客車の製作など、おおよそ木材が使用できる様々な目的で利用する事ができます。

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