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アメリカンホワイトウッドモクレン科 | 広葉樹

アメリカンホワイトウッドの板
原産地
アメリカンホワイトウッドは北米大陸のアメリカ、カナダ両国の東部に広く分布しています。
比重
気乾比重:0.50
強度
アメリカンホワイトウッドの木
その他の名称
イエローポプラ、チューリップポプラ、チューリップウッド、カナリヤウッド、カナリヤホワイトウッド
学名:[Liriodendron tulipifera]
価格
やや安価
色調
辺材は乳白色で、心材は黄褐色または淡い黄緑褐色をしており、全体的にやや濃い色の緑や赤、青など様々な色調の筋が見られます。
特徴
アメリカンホワイトウッドは樹高が約40m、胸高直径が2m以上にもなる大きな木で、広葉樹としてはやや軟らかく、針葉樹と同じように使用できる実用的な木材です。

乾燥については特に難しさはなく、天然乾燥でも機械を使った人工乾燥でも容易に乾燥させる事ができます。また、アメリカンホワイトウッドは乾燥後の安定性にも定評があります。
強度は広葉樹としては中庸で、硬さが必要な箇所以外では幅広い用途に使用する事ができます。
アメリカンホワイトウッドは肌目が均一な為、切削加工やカンナがけなどとも相性が良く、加工性が高い木材だと言えるでしょう。また、仕上がりもサンダーなどで行う事によって美しいものとなります。
耐久性はあまりなく、辺材は特にケブトヒラタキクイムシなどの虫害を受けやすい傾向がありますので、屋外などでの使用は避けた方がよく、土中に埋めるような用途にも不向きです。
用途
アメリカンホワイトウッドは主に建具や、家具の内側部分の材料などとして用いられ、彫刻などにも向いている木材とされています。
また、小物制作にも向いている為、木製の玩具の材料などにも利用されます。

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