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ブラジリアンチューリップウッドマメ科 | 広葉樹

ブラジリアンチューリップウッドの板
原産地
南米。ブラジルの北東部に分布しています。
比重
気乾比重:0.96
強度
硬い
特徴
ブラジリアンチューリップウッドは木材にピンクがかった色が現れる樹種で、非常に魅力的な美しさを持っています。また、その色調から「ピンクウッド」と呼ばれる事もあるようです。

硬さのある木材なのですが、乾燥は容易で、問題なくおこなう事ができます。また、乾燥後の寸度安定性も高いようです。しかし、製材後に割れや欠けがでる可能性があるという欠点も持っています。
強度に関しては、密度が高く硬い木材なのですが、弾力性がなく、曲げに対する適正も全くといっていいほどありません。
加工の際に道具の刃先を鈍らせる性質をかなり持っているので、加工の際には定期的に刃先をチェックした方がよいでしょう。また、硬い木材の為、釘打ち、ネジ止めの際は下穴をあける必要があります。
耐久性はあまり高いとは言えませんが、菌や虫には耐性があります。

ブラジリアンチューリップウッドは加工などにやや難がありますが、独特の色調を持ち、非常に質の高い光沢がでる為、仕上がりはとても美しいものとなるでしょう。
ブラジリアンチューリップウッドの木
その他の名称
ピンクウッド
学名:[Dalbergia frutescens]
価格
高価
色調
心材は桃色を帯びた淡黄色で、赤紫色、褐色、紅色などの色をした縞模様が入っています。美しい色調をもちますが、そのままにしておくと時間の経過ともに色あせていくという特徴を持っています。
用途
ブラジリアンチューリップウッドはキャビネットなどの家具に主に用いられ、18世紀のヨーロッパでは王室などで使用する家具にもこのブラジリアンチューリップウッドが利用されました。
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