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ホンジュラスローズウッドマメ科 | 広葉樹

ホンジュラスローズウッドの板
原産地
ホンジュラスローズウッドは名前の通り、中米のホンジュラス共和国で生育しています。
比重
気乾比重:0.94
強度
硬い
特徴
ホンジュラスローズウッドは樹高が20m前後、胸高直径が1mほどの大きさになる木で、共鳴性が高く、表面が美しくて強度が高いという特性を持つ事から、高級な楽器や家具の材料として長年、重宝されてきました。

乾燥には時間がかかり、ゆっくりと乾燥させなければ、干割れや表面割れなどを起こしやすい木材ですが、乾燥すれば寸度安定性が高くて変形のない良質な木材となります。
強度については全体的に高く、特にホンジュラスローズウッドは高密度な木材である事で知られています。また、蒸し曲げに対する適正は高いのですが、弾力性はやや低いようです。
ホンジュラスローズウッドの加工性については加工自体の難しさは特になく、切削との相性も良い為、素晴らしい仕上がりを得る事ができますが、道具の刃先を鈍らせるという性質が見られるので、加工の際には定期的に刃先のチェック行うべきだと言えます。

ホンジュラスローズウッドは廃材率が高い事や接着性の悪さが欠点としてあげられますが、耐久性については非常に高く、経年による劣化もほとんど見られません。
ホンジュラスローズウッドの木
その他の名称
ノガエド
学名:[Dalbergia stevensonii]
価格
高価
色調
辺材は乳白色で、心材は桃色または紫色を帯びた濃い目の褐色で、黒っぽい色をした不規則な縞模様が入っています。また、辺材と心材は色調が全く異なる為、境界はハッキリとしています。
用途
ホンジュラスローズウッドは主にキャビネットなどの洋風の高級家具の材料として古くから愛されてきました。また、内装材、ビリヤードのテーブル、彫刻の材料としても大変、有用です。

その他にもピアノの本体、鍵盤、木琴のバーなどの楽器の材料としても用いられています。
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