木材博物館は国産材及び、世界中の木材の種類、特徴などをご紹介している木材図鑑です。

ホースチェスナットトチノキ科 | 広葉樹

ホースチェスナット写真1
原産地
主に北米、ヨーロッパ、中国などに分布していますが、日本にも生育しています。
比重
気乾比重:0.51
強度
特徴
ホースチェスナットは樹高が40m、胸高直径が1.5~1.8mほどになる小さな木です。

乾燥は特に困難な事もなく、良好。乾燥中、乾燥後の狂いや劣化もほとんどありません。加工は容易ですが刃先を鈍らせる性質があるので定期的に刃の点検をおこなうなどの注意が必要です。
釘打ち、ネジ止めは良好で、接着性も高く、ステインと艶出剤などで木材の表面が美しく仕上がります。

ホースチェスナットの木材は少し腐りやすいという特性がありますが、保存薬剤などの効果がでやすい樹種なので処理を施せば特に問題はありません。
ホースチェスナット写真2
その他の名称
ウマグリ、オウシュトチノキ、セイヨウトチノキ、ツタモミジ
学名:[Aesculus hippocastanum]
価格
色調
伐採された時の気候によって色が変わり、冬のはじめに伐採された木材は白色ですが、年末に伐採された木材は淡黄褐色になります。
用途
ホースチェスナットは主に家具、彫刻などに利用されます。
また、ブラシの柄、調理器具、模型の材料として、スカッシュ、テニス、バトミントンのラケットにも使用されていました。
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