木材博物館は国産材及び、世界中の木材の種類、特徴などをご紹介している木材図鑑です。

マグノリアモクレン科 | 広葉樹

マグノリアの板
原産地
アメリカのノースカロライナ州からテキサス州にかけてのアメリカ大西洋岸の地方に分布しています。
比重
気乾比重:0.56
強度
特徴
マグノリアの樹木は樹高25mで胸高直径は1.2m程の大きさに成長する、観賞用としても植林される事のある木です。

乾燥は良好で特に注意しなくても問題なく行う事ができ、乾燥後は安定性が高い木材となります。
加工は木理が一定で硬さも中庸な事から手道具でも機械でも容易に行う事ができます。釘打ち、ネジ止めなどの金具止めも問題なく、接着剤による接着とも相性が良い為、ちょっとした木工やDIYのような用途に最適な木材だと言えます。
耐久性に関してはあまり期待できず、美観の優れた木目が出る事が少ない為、主に高級でない実用品として使用される家具などの材料として用いられます。

また、マグノリアは多くの別名を持っている木でもあります。
マグノリアの木
その他の名称
サザンマグノリア、エバーグリーンマグノリア、バットツリー、スイートマグノリア、ビッグローレル、ブルベイ、グレートローレルマグノリア、マウンテンマグノリア、ブラックリン、キュカンバーウッド
学名:[Magnolia grandifolia]
価格帯
やや安価
色調
辺材は淡い白黄色、心材は辺材よりやや濃い淡黄褐色です。たびたび、紫色の筋が見られる事があります。
用途
マグノリアは主にフローリングなどの内装材や高級でない家具の材料などに使用されます。
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