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マカバカバノキ科 | 広葉樹

マカバの板目
▲ マカバの板目
マカバの木
原産地
マカバは北海道から本州中部にかけて分布しています。また、北海道、東北などの寒い地域で良材が多く生育しています。
比重
気乾比重:0.67
強度
硬い
マカバの柾目
▲ マカバの柾目
その他の名称
マカンバ、ウダイカンバ
学名:[Betula maximowicziana]
価格
やや高価
色調
辺材は帯黄白色、心材は紅色がかった褐色です。色味が違う為、辺材と心材の境界は容易に判断する事ができます。
特徴
マカバは樹高30m、胸高直径が1mほどになる大きな木です。別名であるウダイカンバは漢字で「鵜松明樺」と書き、鵜飼が松明として好んで使っていた事が名前の由来とされています。

乾燥後は反らず、狂いも少ない為、非常に安定した木材だと言えます。
マカバは加工性が高い為、切削やカンナがけなども容易に行う事ができます。また、接着に関しても油分が少ないので簡単に接着する事ができます。
強度は高く、広葉樹の中でもそこそこの硬度を持っており、硬さが必要な箇所にも使用可能です。磨耗にも強いので建具の材料としても向いています。
耐久性に関しては腐蝕しやすいという性質を持っているので、屋外で使用する場合などは、表面に何らかの処理を施した方がよいでしょう。

マカバは北海道などでは「広葉樹の女王」と呼ばれる事もある木で、その外観は気品に溢れています。
用途
マカバは主に家具材、フローリングなどの内装材、ドアなどの建具などに利用されます。

また、ピアノのハンマーなどの楽器の材料や、変わった所では世界大戦期の日本で航空機のプロペラの材料や外板としても用いられていたようです。特にマカバで作られたプロペラは高性能であったと言われています。

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