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モビンギマメ科 | 広葉樹

モビンギの板
原産地
アフリカ大陸のガーナ、ナイジェリア、カメルーン、コートジボアール、赤道ギニアなどの熱帯雨林地域の西アフリカに生育しています。
比重
気乾比重:0.59~0.77
強度
やや軟らかい
特徴
モビンギの木は樹高が30m前後、胸高直径が1m前後の木です。樹幹は真っ直ぐな円筒形で成長していきます。
乾燥は早く、良好で、乾燥途中での割れや狂いもあまり見られません。乾燥後の寸土安定性も極めて高い。表面は非常に緻密で圧縮に対する耐性が高い。
材の中にケイ酸を含んでいる事から道具の刃先を磨耗させる恐れがある為、機械による加工の際は特に注意が必要です。
釘打ち、ネジ止めの際には下穴を開けた方がよく、耐久性、虫の害の受けやすさも中庸ですが、心材は保存薬剤を吸収しにくいため、処理は難しい。
モビンギの木
その他の名称
アヤン
学名:[Distemonanthus benthamianus]
価格
色調
辺材、心材ともに淡黄色で、心材は淡黄白色~金褐色のものもあります。辺材、心材の境界は色調が同じものが多いため、はっきりせず、見分けづらい。
用途
モビンギの主な用途は家具、内装材、外装材など。弾性がある為、特にフローリング材としての適正が高いといえます。
また、ロータリーカットをおこなっての合板製造やスライスカットされて化粧単板に用いられる事もあります。
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