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ペロバロサキョウチクトウ科 | 広葉樹

ペロバロサの板
原産地
南米のブラジル南部、主にゴイアス、ミナスジェライス、サンパウロなどに生育しています。
比重
気乾比重:0.75
強度
やや硬い
特徴
ペロバロサは樹高が28m、胸高直径が1.2~1.5mほどの大きさに成長する木で、樹幹が比較的、真っ直ぐに伸びて大きくなる木質が非常に緻密な木です。
乾燥の際にねじれなどの変形をおこしたり、割れを起こす危険性があるので、乾燥は注意深く行う必要があります。
強度に関しては一般的な広葉樹と同じレベルなので中庸だといえますが、木理が不規則な為、使用箇所によっては強度が低くなる場合があります。また、圧縮に対する耐性は高いといえます。
加工の際の注意点としては釘打ち、ネジ止めの際に下穴をあけておいた方が良いという事くらいで、全体的に加工性の良い木です。道具の刃先を鈍らせる性質も殆ど見られません。仕上げの際も非常に滑らかな光沢を出す事ができます。
ペロバロサは耐久性が高い木材ですが、辺材は虫の害を受ける危険性があります。心材に関しては虫の害に対する耐性も持ってる為、特に処理を施さなくても高い耐久性を発揮する事が出来ます。
ペロバロサの木
その他の名称
ロサペロバ、レッドペロバ、ピンクペロバ、パロロサ、アマレロ
学名:[Aspidosperma polyneuron]
価格
色調
辺材は淡黄白色、心材は淡赤色または橙色で、色の濃い筋が見られます。辺材と心材は色味に違いがある為、比較的、境界は見分けやすい。
用途
ペロバロサは高級家具やフローリングなどの内装木部全般の材料として用いられます。また、建具としても利用されます。
その他にも表面の美しいものはスライスカットされ、化粧単板に加工されて使用されています。
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