木材博物館は国産材及び、世界中の木材の種類、特徴などをご紹介している木材図鑑です。

センウコギ科 | 広葉樹

セン板目
▲ センの板目
センの木
原産地
日本全土に分布。北海道の北東の地域から良材が産出されます。
比重
気乾比重:0.50
強度
セン柾目
▲ センの柾目
その他の名称
ツブ、ヌカセン、オニセン、タランボセン、カスターアラリア、トネリコ
学名:[Kalopanax pictus]
価格
色調
辺材はほぼ白色で心材は淡灰褐色で、色調が近いので辺材、心材の区別はしづらく、境界は不明瞭です。
特徴
センには大きく分けてヌカセンと呼ばれる木材としての性質の良い樹種と、オニセン又はタランボセンと呼ばれる硬さが特徴の樹種の2種類に分けられます。

それぞれ長所が違う為、使用用途が異なりますが狂いが少ないという特徴を持つ事から一般的にはヌカセンの方が好まれるようです。

センの木材としての大きな特徴は比重が軽い割には強度があり、尚且つ、加工が容易だという事です。

また、海外の木材でメジャーリーガーのバットの材料としても利用される「アッシュ」に色や木目などの外観はよく似ていますが、ホワイトアッシュやヨーロピアンアッシュほどの強度や耐久性はありません。
用途
センは漆器の木地などに使われ、ケヤキと似た仕上がりを得る事ができます。
木目が力強い事から昔から和家具などに好んで使用されてきました。現在では主にヨーロッパへの輸出用の木材として利用されています。

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