木材博物館は国産材及び、世界中の木材の種類、特徴などをご紹介している木材図鑑です。

シラガシブナ科 | 広葉樹

白樫の板
原産地
あまり寒い地域では生育できない為、関東以南の地域に分布しています。
比重
気乾比重: 0.83
強度
とても硬い
特徴
シラガシは寒さをさえぎるという特性があり、防風、防火の意味で家屋の周りに植林する事もある木材です。樹木の大きさは樹高は20m、胸高直径は1mほどに成長します。

乾燥が難しい樹種の為、乾燥は慎重におこなう必要があります。
強度に関しては国内の木材の中で最も強靭と言える樹種のひとつで特に強度が必要な箇所に利用されています。
前述の通り、非常に硬い木材の為、加工は難しく、仕上げのカンナなどもかけやすいとは言えず、DIYなど、手軽に木工を行うような場合はあまり向いていません。
腐蝕に対する耐性が非常に高く、磨耗に対しても強い木材ですが虫の害を受ける事があります。
白樫の木
その他の名称
ウラジロガシ
学名:[Quercus myrsinaefolia]
価格
高価
色調
辺材は灰白色、心材は灰白色~淡褐色。辺材、心材共に近い色調を持っている為、辺材、心材の明確な境界はあまりハッキリしていません。
用途
シラガシはアカガシと同じく、非常に硬質で磨耗に強い木材なので、カンナの台や木刀、道具の柄などに利用されます。 変わった用途としてはシイタケの原木としても利用される事があるようです。
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