木材博物館は国産材及び、世界中の木材の種類、特徴などをご紹介している木材図鑑です。

シルバーファーマツ科 | 針葉樹

シルバーファー写真1
原産地
シルバーファーは主にヨーロッパ、ロシア西端、中国、北米などに分布しています。
比重
気乾比重:0.48
強度
特徴
シルバーファーは樹高が40mほどになる世界中に多く生育しているファーの種類のひとつで、その他の種類としてはアルパインファー、ノーブルファーなどがあげられます。

シルバーファーは樹脂を多く含む樹種で、天然乾燥でも素早く乾燥を行う事ができますが、表面割れや干割れが起こったり、抜け節や割れ節がでる事があるので人口乾燥の方が向いているようです。
加工性がよく、釘打ち、ネジ止めなどは下穴をあけなくてもは問題ない。接着剤との相性も良い為、加工が行いやすい木材だといえます。また、道具の刃先を鈍らせる性質もほとんど見られません。

しかし、耐久性や虫の害に対する耐性にやや難がある為、保存薬剤などで処理を施すか、使用目的を考えるなどの対処法を考える必要があります。
シルバーファー写真2
その他の名称
ヨーロピアンシルバーパイン、ホワイトディール、バルチックファー、フィニッシュファー
学名:[Abies alba]
価格
安価
色調
辺材、心材ともに淡黄白色で、心材、辺材の境界が境界が不明瞭ではっきりとした区別をするのは難しいとされています。
用途
シルバーファーは家具の骨組み、内装、梱包用の木箱、パレット、木枠、合板の製造などに使用されます。
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