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タガヤサンマメ科 | 広葉樹

タガヤサンの板
原産地
中央アフリカやタイ、ミャンマー、インドシナなどの東南アジアで植栽されています。
比重
気乾比重: 0.80
強度
非常に硬い
特徴
タガヤサンは直径が50cmほどの木で、切った直後は黒色をしていますが、空気にふれると徐々に紫色に変色していきます。
材質は非常に緻密で、硬く、粘りがあります。耐朽性、保存性に優れていて、腐食に非常に強い木です。表面を磨くと美しい光沢がでます。
また、タガヤサンはコクタン、シタンを含む、唐木三木の一つとして有名な木です。
荒地にも耐え、比較的造林が容易という特徴がある為、アジアでは広く栽培されています。
タガヤサンの木
その他の名称
紫タガヤ、鉄刀木、ムラサキ
学名:[Cassia siamea]
価格
やや高価
色調
辺材は灰白色、心材は帯紫黒褐色で、辺材、心材の境界はハッキリしていて見分けやすい。心材には黄褐色の条斑があります。
用途
タガヤサンは主に高級家具や指物、床柱などの内装材や小物の材料として利用されます。
また、仏壇、仏具の材料としても有名です。
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