木材博物館は国産材及び、世界中の木材の種類、特徴などをご紹介している木材図鑑です。

ツゲツゲ科 | 広葉樹

ツゲの板
原産地
国内では山形、宮城以南の本州と四国、九州に分布しています。
比重
気乾比重:0.75~1.14
強度
非常に硬い
特徴
ツゲは樹高が1~3mほどの比較的小さな木です。
強度が高く、非常に硬い木であり、漢字で「黄楊」と書く事もあり、その名のあらわす通り、黄色い表面が特徴的な木材です。
木の表面が非常にきめ細かく、塗装などを施さなくても非常に肌触りが良いという特徴を持っています。
また、手で使い込むほどに艶と味が出る木材なので、櫛などは頻繁に使う事で新品にはない重厚さと風格がでます。
ツゲの木
その他の名称
ホンツゲ、アサマツゲ、サツマツゲ
学名:[Buxus mivrophylla var.japonica]
価格
高価
色調
黄褐色で極めて緻密。
用途
ツゲは強度があり、緻密で材である事から、櫛、印鑑、将棋の駒、彫刻の材料として特に有名で最良の材料として利用されています。
また、狂い少ない材なので以前は定規、測量用具の材料としても使用されていました。
その他の使い方としては帆船模型の黄色部分の材料としてもよく利用されます。
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